治験・臨床研究について
当院では治験並び臨床研究を積極的に行っています。
詳しい内容は治験について、臨床研究についてをご覧ください。
現在実施中の治験
治験について
病院では病気やケガを直すために、医薬品・医療機器・再生医療をかかすことができません。今あるもので治すことの出来ない病気もあり、新たな開発がまたれています。その開発のステップを「治験」といい、有効性と安全性を認められてはじめて使えるようになります。当院も法律や規則を守って、患者さんの安全・安心とプライバシーを守って治験を行っています。
治験参加にご興味がある方は、治験事務局(薬剤部)までお声掛けください。
過去に実施した主な治験実績
呼吸器内科 | 呼吸器感染症:2案件、肺炎:8案件 |
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消化器内科 | 胃潰瘍:3案件、十二指腸潰瘍:3案件、機能性ディスペプシア:1案件 |
肝臓内科 | B型慢性肝炎:5案件、C型慢性肝炎:18案件、肝硬変:2案件、非アルコール性脂肪肝炎:3案件 |
リウマチ科 | 関節性リウマチ:8案件 |
整形外科 | 骨粗鬆症:2案件、慢性腰痛:3案件、変形性関節症:1案件 |
泌尿器科 | 尿路感染症:2案件、前立腺肥大症:2案件、過活動膀胱:1案件 |
治験とは・・・
薬の効果や副作用を調べるために人に対して行われる臨床試験の中で、国(厚生労働省)から医薬品としての承認を得るために行うものです。
ある物質が医薬品として認められるためには、薬としての有効性(効果)と安全性を十分に調べる必要があります。まず色々な動物を使い、有効性と安全性を調べます。薬として期待される物質が得られると、次に健康な方や患者さんに使っていただいて、病気の治療に役立つかどうかを調べます。
治験には、大きく分けて第1相試験から第3相試験までの3つのステップがありますが、当院では、主に第2相・第3相を実施しており、そこで得られたデータを厚生労働省に提出し、厳正な審査を経て承認を受けたものだけが、医薬品として世に送り出されるのです。
治験参加によるメリット・デメリット
メリット
- 最新の治療について十分な説明が受けられます。
- 治験担当医師と治験コーディネーターが患者さんへ細やかなケアを行います。
- 通常の診療より詳しい検査が受けられます。
- 治験薬費用、検査費用など、患者さんの自己負担分が少なくなることがあります(保険外併用療養費制度)。
- 来院にかかわる交通費などの負担を軽減するための費用(負担軽減費)が支払われます。
デメリット
- 治験薬の効果が無効であったり、予期しない副作用がおきる可能性があります。
- 現在使用しているお薬を止めていただくことがあります。
- 通常の診察より受診回数や検査回数が多くなることがあります。
- 日誌などをつけていただいたり、患者さん自身にお願いすることが多くなります。
お知らせ
治験を行うにあたり医学・薬学の専門家のほかに専門領域以外の委員で構成され、倫理性、科学性、妥当性および患者さんの人権・安全・福祉に問題がないかどうかを審査する「治験審査委員会」を設置しています。治験審査委員会の委員名簿、会議の記録の概要および手順書等を公表しておりますので、閲覧を希望される方は、治験事務局(薬剤部)までお申し出下さい。
治験依頼者の方々へ
当院へ治験を依頼される方は、治験事務局(薬剤部)までご連絡ください。
臨床研究について
人を対象として行われる医学研究のことで、病気の予防・診断・治療方法の改善や病気の原因の解明、患者さんの生活の質の向上を目的として行われます。長時間かけて発症する病気や稀な病気も対象になり、すでに行われている治療の効果やその予後を観察していくこともあります。これらの研究は、医療の進歩と発展には不可欠です。患者さんのご理解とご協力をよろしくお願い致します。
当院で実施中の研究は、現在実施中の臨床研究に掲載しています。
研究の中にはお一人ずつ文書で説明を行い同意を得る代わりに、情報(研究の概要)を通知又は公開し、研究が実施又は継続されることについて患者さんが拒否できる機会を保障する方法を取っているものがあります。
該当する研究については情報(研究の概要)が閲覧できるようしております。
研究への参加拒否やお聞きになりたい点などありましたら、それぞれの文書に記載されている「問い合わせ先」にご連絡ください。