呼吸リハビリテーション
呼吸リハビリテーションとは?
病気や外傷によって呼吸器に障害が生じた患者さんに対して、可能な限り機能を回復し、あるいは維持することによって、症状を改善し、患者さん自身が自立した日常や社会生活を送れるように行う医療です。
呼吸リハビリテーションの対象は?
新小倉病院では、
- 肺炎などの呼吸器感染症
- 慢性呼吸器疾患の急性増悪時
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺疾患などの慢性呼吸器疾患
- 肺がんに対する肺切除手術などの呼吸器外科手術前後
- 肺がんに対する薬物治療
- 人工呼吸管理を含む急性呼吸不全
の患者さんを対象にしています。
呼吸リハビリテーションの効果は?
呼吸リハの効果としては、
- 呼吸困難感、筋力および運動耐容能が改善する
- 生活能力(身の回りのことができるようになる・外出できる)が改善する
- 疾患や治療に伴う身体機能や生活能力の低下を予防、改善する
- 手術後の肺炎などの合併症を少なくする
- 入院期間を短くする
- 不安や抑うつが軽減する
などがあります。
具体的な方法は?
新小倉病院では、治療状況や症状、およびリハビリ評価(運動負荷試験、酸素化能、筋力、体組成)に基づいて、専門的な見地から一人一人の症状に合わせ個別性の高いプログラムを実施します。
具体的には運動療法が中心となり、必要に応じて酸素投与を行う場合があります。