メニュー

  1. ホーム
  2. 来院される皆様
  3. 診療科のご案内
  4. 各科紹介
  5. 呼吸器センター
  6. 呼吸器内科

呼吸器内科


呼吸器内科では、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺炎などの呼吸器疾患全般の診療を行っています。呼吸器センターにおいて、呼吸器外科と協力して総合的に呼吸器疾患の診療に携わっています。



対象となる主な疾患

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

主として喫煙が原因となる肺疾患で、咳、痰や息切れなどの症状がみられます。肺気腫や慢性気管支炎などが含まれます。胸部CTや肺機能検査などを参照して診断し、多くの場合、気管支拡張薬やステロイド薬の吸入療法が有効ですが、まず禁煙することが重要です。重症者では在宅酸素療法が必要となることがあります。

気管支喘息

吸入療法(ステロイド薬、β2刺激薬、抗コリン薬)主体として治療を行います。難治例は積極的に生物学的製剤の導入も検討します。

呼吸器感染症

細菌や非定型病原体による肺炎、胸膜炎、膿胸に対して適切に抗菌薬を使用して治療を行います。膿胸の場合は胸腔ドレナージが必要になります。

間質性肺炎

膠原病などの自己免疫性疾患に伴うもの、アスベストなど粉塵の吸引が原因となるもの、鳥の羽毛や真菌のアレルギーが原因になるもの、薬剤が原因になるもの、その他原因が不明なものに分類されます。原因によって治療法が異なるため、まずは原因検索を行います。抗線維化薬の使用が勧められる場合もあります。

原発性肺がん

呼吸器外科や放射線科と協力して、気管支鏡検査やCTガイド下肺生検で組織診断を行います。分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬を含む薬物療法、手術療法を提案します。

抗酸菌感染症

肺結核は有病率が近年減少し低蔓延国となりました。しかし、高齢者や若年の外国出生者においては依然高水準です。排菌陰性例は当院で治療可能ですが、陽性例は結核病床をもつ病院へ紹介させていただきます。非結核性抗酸菌症は、結核菌以外の抗酸菌による肺の感染症です。治療により完全に治すことは難しいですが、咳、痰、血痰、喀血などの症状がある場合は内服による治療を行って病気の進行を抑えます。抗酸菌感染症は、まずは喀痰検査を行いますが、喀痰が出ない場合は気管支鏡検査も検討されます。

呼吸器に関する検査

胸部X線・CT検査

肺に異常な陰影が疑われる場合はCTで詳しく検査を行います。

気管支鏡検査

主に肺癌などの腫瘍が疑われる場合に行い、肺の組織や細胞を採取したり、細菌の検査を行います。びまん性肺疾患に対しては、気管支肺胞洗浄や経気管支肺生検を行っています。肺末梢の肺がんが疑われる場合には、仮想気管支鏡ナビゲーションを併用し、EBUS-GSを行っています。2025年度より中枢病変や縦隔リンパ節に対してEBUS-TBNAを導入予定です。

肺機能検査

肺活量、1秒量(1秒間に呼出できる空気量)などを測定して肺の働きを調べます。これまでの項目に加えて、2025年7月より喘息の診断に使用される呼気NOが測定出来るようになります。

喀痰検査

細菌、結核菌などの病原菌や癌が疑われる細胞の有無を調べます。

禁煙治療について

喫煙は慢性閉塞性肺疾患や肺癌といった呼吸器疾患だけでなく、循環器や脳神経、消化器などの疾患との関連も指摘されています。また、喫煙者本人のみならず、周囲の人にも受動喫煙による健康被害をもたらします。各種の疾患予防のために禁煙は極めて重要です。当院では禁煙外来を週1回水曜日の午前中に行っております。禁煙を考えておられる方は是非ご利用ください。

医師紹介

呼吸器内科部長
久保井 礼(くぼい さとし)

久保井礼先生の写真

所属学会

日本呼吸器学会 呼吸器専門医 指導医
日本内科学会 総合内科専門医 指導医
日本感染症学会 感染症専門医 指導医
インフェクションコントロールドクター
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医 指導医
日本肺癌学会
日本化学療法学会

長岡 愛子(ながおか あいこ)

宮城友豪先生の写真

所属学会

日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本内科学会 総合内科専門医
日本感染症学会
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
日本肺癌学会
日本結核・非結核性抗酸菌症学会 結核・抗酸菌症認定医 指導医
ページのトップへ