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  6. 治療方針の例

治療方針の例

以下のような症状がありませんか?

痛みの原因は?

変形性関節症

変形性関節症

膝や股関節では、骨の表面は軟らかい軟骨で覆われています。軟骨は衝撃を吸収するクッションのような働きをしています。軟骨のクッション機能が衰えて軟骨がすり減り、さらに悪くなると軟骨の下にある骨がむき出しになり痛みがとれなくなります。

関節リウマチ

免疫系の異常により、関節の腫れや痛みを引き起こす疾患です。進行すると関節が破壊され、様々な程度の機能障害を引き起こします。

骨壊死

骨粗鬆症に伴う骨折や薬の影響(ステロイド)などが原因で膝の骨が壊死し、関節が壊れてしまい痛みを生じます。

半月板損傷

半月板損傷

半月板は膝の大腿骨と脛骨の間にあり、クッションの役割をしています。損傷して切れた部分が骨の間に引っかかったり、引っ張られるような形になると痛みが生じます。

股関節唇損傷

股関節唇損傷

股関節は骨盤と大腿骨で出来ており、骨盤側は丸い半球状の受け皿(いわゆる調理用の"ボール")のようになっています。その周囲には関節唇という、パッキンのような役割をしている組織があり、そこを傷めると大腿骨との間に挟まったりして痛みが生じます。

肩腱板断裂

肩の中には「腱板」という小さな腱の集合体があります。腱板は、上腕骨の骨頭を肩の受け皿(関節窩)に引きよせ、受け皿の真ん中でスムーズに動くように調整しています。また腕を上げたり、捻ったりする作用もあります。 この腱が外傷や経年変化によって切れてしまうと、肩の痛みが出現します。

どういった治療法がありますか?

まずは鎮痛剤や注射、リハビリなどの治療を3ヶ月くらい行うことが一般的ですが、半月板損傷や関節唇損傷では早期に修復した方が良い場合もありますので一概には言えず、痛みが続く場合は適切な診断を行うことが重要です。専門医の診察をうけるかどうかの目安は、薬や注射、リハビリなどの治療を3ヶ月以上しても症状がよくならない場合がひとつの目安となります。

通常の鎮痛剤や湿布の他に、より効果のある内服薬や湿布・外用剤などもあり、それらを状態に合わせて使用します。骨粗鬆症がある場合は骨粗鬆症治療を行うことによって、痛みが良くなることもあります。

注射

ヒアルロン酸の関節内注射を行います。関節の炎症を抑える効果があります。

リハビリ

膝・股関節など下肢の関節では、可動域訓練(動きを良くする訓練)、腸腰筋、中殿筋、大腿四頭筋やハムストリングス、下腿三頭筋などの筋力訓練を指導します。
肥満は下肢の関節には百害あって一利もありません。しかし関節の負担を減らそうと単純に体重を減らそうとしても、偏った知識や方法では有効に減らすことは難しく、かえって体組成を狂わせ、関節の症状を悪化させることもあります。
肥満による下肢関節症状が明らかにある場合、体組成を悪化させないように管理しつつ下肢関節への負担を軽減させることも必要です。
(当院では患者さんの背景や病状を十分考慮して、厳重な医学的管理のもと、栄養士による栄養指導と理学療法士による運動療法を同時に行うことで、肥満改善による積極的保存療法も行っています。詳しくは整形外来にお問い合わせください。)
肩関節では、動かした時の痛みが主になると徐々に関節が硬くなってくるため(可動域制限)、理学療法や肩への注射などで、スムースに動かせるようにする治療が重要になります。

手術

当院では人工関節置換術(THA、TKA)だけでなく、患者様の状態に合わせて関節鏡手術、骨軟骨移植術、人工膝関節単顆置換術(UKA)、骨切り術(RAO、HTO)なども行っており、適切な方法を選択しています。手術を受けられる患者さんの年齢および足の形態もすべて異なっております。細かな手術方法は患者さんの手術前の関節機能や生活を考慮して決める、いわゆるカスタムメイドの手術を心がけております。また、肩腱板損傷では積極的に関節鏡視下手術を行います。関節鏡視下手術のメリットには、傷が小さく、筋組織の損傷が小さいことで、最近では診断も修復も正確かつ強固に出来るようになりました。手術後のリハビリが重要であり、理学療法士とともに行っていきます。

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